代表理事ご挨拶
『ライフシフト 100年時代の人生戦略』が東洋経済新報社から出版されたのは、2016年11月のことでした。
翌年、【読者が選ぶビジネス書グランプリ2017】(ビジネスパーソンが決める、ビジネスに効いた1冊!)で、この本は【ビジネス書グランプリ2017】を受賞しました。
この本を読み、大きな衝撃を受けた私は、その授賞式会場に出かけていき、この本がグランプリを受賞する授賞式を最前列で見ていたことを思い出します。
当時の私は「この本で書かれていることは、私たちの人生でも起きる出来事にきっとなる。
その時、日本は、企業は、組織は、人事は、個人は、どのように人生設計や組織の制度設計を考えていけばよいのだろうか?
何か自分達で考え、準備できることがあるのではないか?
そういう志を持った人々が話し合える『場』が必要なのではないか?」と考え、一般社団法人日本ライフシフト協会を2017年7月に設立いたしました。
それ以来、志ある仲間といろいろな活動を続けてきて、約9年になります。
2026年の今、私たちを取り巻く環境は、当時の予想をはるかに超えるスピードで変化しています。
人生100年時代は現実となり、働き方・学び方・キャリアの築き方は、多様性と選択肢が広がる一方で、個人にも組織にも新たな責任と創造性が求められる時代となりました。
生成AIの普及、副業・兼業の一般化、リスキリングの国家的推進など、2017年には想像しきれなかった変化が次々と起きています。
こうした変化の中で、日本ライフシフト協会は「個人が自分らしく働き、生きることを支援する」「企業・組織が人材の可能性を最大限に活かす仕組みづくりを支援する」という二つの軸を大切にしながら、研修・対話の場づくり・調査研究・コミュニティ形成などの活動を続けてきました。
特に近年は、
- 個人向けキャリアデザイン講座
- ライフシフト実践者コミュニティの運営
- 企業向けキャリア研修・ミドルシニア支援プログラム
- 組織開発・人事制度設計の伴走支援
など、活動領域が大きく広がっています。
私たちが大切にしているのは、「人生の転機を前向きに捉え、自ら選択し、行動できる人を増やすこと」です。
そして、そのためには、個人だけでなく、企業・行政・地域社会がともに学び、対話し、支え合うエコシステムが必要だと考えています。
協会設立から9年。私自身もまた、ライフシフトの実践者として、学び続け、変化し続けています。
これからも、皆さまと共に「人生100年時代をより豊かに生きるための知恵と実践」を探求し、日本社会に貢献してまいります。
今後とも、日本ライフシフト協会をどうぞよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 日本ライフシフト協会 代表理事
松下尚史
略歴:松下尚史
東京都出身。北海道大学法学部卒業(1988年)、英国セント・アンドリュース大学院MEPコース(経営学・経済学・政治学修士)卒業(1994年)。
花王でのビジネスマン修行、留学、翻訳コーディネーター、PWCでの経営コンサルタント、日本IBM人事での人材育成担当と、約9年ごとにライフ・ステージをシフトした後に、2017年日本ライフシフト協会を設立。趣味はブロードウェイでのミュージカル鑑賞。
一般社団法人 日本ライフシフト協会 理事 岡田大士郎
人生100年時代という言葉が現実のものとなりつつある今、私たちは単に「長く生きる」時代から、「いかに自分らしく生き続ける」時代へと歩みを進めています。 健康寿命が伸び、働き方や暮らし方の選択肢が多様化するなかで、定年という制度の枠を超え、人生そのものをデザインし直すことが求められています。
日本ライフシフト協会は設立以来、「誰もが生涯現役で輝ける社会」を目指し、シニア世代や現役世代が共に学び、働き、支え合う場づくりに取り組んできました。 その意義は、単なる高齢化対応から、人と社会の共創に向けた“ライフシフト・デザイン”という新たな価値観へと進化しています。
いまやAIをはじめとしたテクノロジーの進展やリモートワークの普及、志を軸にしたキャリア選択などにより、世代を超えて多様な人々が自分らしい「働き方」と「生き方」を実現できる環境が整いつつあります。この変化の時代にこそ必要なのは、変化を恐れず、自らの軸を持って社会とつながる力です。
私たちはこれからも、個の知恵と経験を社会に還元し、組織・地域・世代が共に成長するための新しい“学びと実践の循環”を創り出していきます。 ライフシフトの挑戦は、まだ始まったばかりです。皆さまとともに、しなやかに変化を愉しみながら、より豊かで希望ある未来社会を築いてまいりましょう。
略歴:岡田大士郎
1979年(株)日本興業銀行(現・みずほ銀行)へ入社、1999年よりドイツ銀行グループでDirector, Head of Taxesとして国際税務統括の業務に従事。2005年にスクウェア・エニックスに入社し、2007年まで米国Square Enix, Incの社長(COO)として米国事業経営に携わった後、「組織風土並びに働き方改革」をミッションとして総務部長に就任。 クリエイティブ・ワークプレースダイナミクスの実践と、コンテンツ制作業務における価値創造支援を行う「場」作りを実践。
2017年より一般社団法人ライフシフト協会理事、2019年1月に株式会社HLD Lab(Happy Life Design Lab)を創業。 並行して、社)日本DX地域創生応援団(旧デジ田)専務理事 社)日本ワーケーション協会特別顧問、社)ゲームカルチャー協会理事など、国家戦略推進、WEB3 型ソーシャル・ハピネス社会共創活動に取り組んでいる。




