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 日本ライフシフト協会 ニュースレター
 2020年9月7日 Vol.21
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今週は、いつもより少し長い読み物ですが、今週もニュースレターをお届けいたします。
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INDEX
  1.コロナ後も変わらない、あなたの「自分軸」は?
  2.ご入会のご案内

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1.コロナ後も変わらない、あなたの「自分軸」は?
  ~コロナ禍のバタバタの中でもニューノーマルでも翻弄されない「自分軸」を見出そう~
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このたびのコロナ禍で、オンライン前提となった仕事の進め方、職場環境のオンライン運用、そして、期末の評価など、働く環境は劇的に変わりつつあります。
あまりにも大きな変化に、なんとか追いつこうと頑張っていらっしゃる方も多いことでしょう。
また、変化にストレスを感じる方もいらっしゃることでしょう。
今回は、コロナの後もこれからもずっと変わらない「自分軸」をいかに見出していったらよいか、について触れたいと思います。

皆さんは、生きる上での価値観や信念ともいえる「自分軸」というものに、何らか思い当たるところはありますか?
このたびのコロナ禍で、今までの当たり前や常識がくつがえされ、一方で、本来もっていた自分が大切にしたいこと、変えたくないことに気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この「自分軸」は、すでに皆さん一人一人が何らかお考えがあると思います。
普通に暮らしている分には、意識する必要はないものですが、人生の大きな変化や岐路に触れることで意識されるもののようです。
リンダ・グラットンらの『LIFE SHIFT』(東洋経済新報社)には、今後、長寿化する人生に向けて、戦略的に生きよ!というメッセージがありますが、今回のコロナに限らず、今後も世の中が変化する中で、何を拠り所に人生を考えていったらよいのでしょうか。
何かが起きても翻弄されないためには、何があったらよいのでしょうか。
私は、このヒントは「自分軸」にあると考えます。

少し、筆者(井出)の「自分軸」を例に挙げさせてください。
筆者自身の「軸」は「教えること」のようです。
原点は、中学2年生の春、吹奏楽部のフルートパートに入ってきた1人の1年生にフルートを教えた経験です。
同じ中学2年生が私を含め3人、学年1つ上の中学3年生が4人の合計7人が1人の後輩に寄ってたかって、我先に教えようとしていました。
いろいろな先輩が「私の言うことが正しい」と言わんばかりの勢いで、それでいて単発的、思いつきで教えるわけですから、それはそれは、まともに「教える」とは言えない行為が溢れていました。
教えられる方の後輩はそんな状況でも、(世渡り上手だったのか?)先輩それぞれに笑顔でかわし、練習を重ね一人前に吹けるようになりました。
今から考えれば、本当に迷惑な話ですね。

私はそこから、「教える」ということは本当に難しく、奥深いということを実感し、その後、高校生での鼓笛隊指導、大学生での家庭教師、社会人での後輩指導、そしてキャリアコンサルタントへの指導、社会人学生へのキャリア支援・学習指導等を細々と行いながら、「教える」ということへ思い続けてきました。そして、思い続けること約40年。
ようやく、この春、コロナ禍の中、「教える」ことを生業にできるようになりました。
「教える」の原点から数えると40年!と思うと、自分の思いの強さ、というより根深さと評価してしまいます。

ここで、なぜ、長々とお話したかと言いますと、筆者自身が、大人になって、キャリアコンサルタントとして訓練をしていく中で、「結局自分は何をしたいのだろうか。」「その根っこは何なのだろうか?」ということを幾度となく、深く内省する機会に恵まれたからだと思います。
また、さらに、社会人学生の方へキャリア支援や学習支援を重ねていく中で、「結局自分は何をしたいのだろうか。」ということを考え抜くお手伝いをさせていただきましたが、その機会は、その方にとって「自分軸」を明らかにするのにお役に立つものだったと確信に変わりました。
ご支援させていただいた社会人学生の方々の行く末を追っていくと、「自分軸」が分かると、自分に合った仕事や学びについて選択を迫られた際に、「自分軸」に照らして判断できるので、迷うことが少なくなるようです。
また、「自分軸」が分かると、心理学的にいうと内発的に動機づけられた状態となるようです。
そうなると自分軸に基づいた活動を、誰に指示されることがなくても、無報酬であっても、寝食も惜しまず、するようになるわけです。
最初は思ったように上手くいかないかもしれませんが、やったことにより課題が明確になるわけです。
それについては改善を重ね、またバージョンアップしていくので、結果的に、失敗も貴重な財産になるわけです。
そうして活動して、改善をし、ということを重ねることでさらに自信がついていくということになります。
つまり、これらは「自分軸」のなせる業だと確認しております。

改めてお伺いしますが、生きる上での価値観や信念ともいえる、皆さんの「自分軸」とは何でしょうか。
すでに「私の「自分軸」は○○だ!」と説明できる方は、もうすでに自発的に活動されていることでしょう。
そういう方は、引き続き「自分軸」を信じて突き進んでいただければ幸いです。
でも、もし「自分軸」を問われても困る方は、どうしたらよいのでしょうか。
上述したように、「結局自分は何をしたいのだろうか。」を自問自答し、「自分軸」を探索し、ご自分らしい表現に出会う必要があるかもしれませんね。
しかし、一人ではなかなかそういうモードになりづらいことと思います。
もし皆さんが「自分軸」を見出し、自分らしい人生設計のサポートが必要であれば、日本ライフシフト協会で現在準備中の「ライフシフトセミナー」(2021年開講予定)をご検討ください。
そこでは、皆さんが「自分軸」を明らかにし、それに沿ったこれからの人生を考えていただけるよう、様々な経験、様々な人生を知るファシリテーターがお手伝いをさせていただく予定です。
特に高い壺を買っていただくとか、拝んでいただく必要はありませんので、ぜひ、末永くご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
(記:井出久美)

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2.ご入会のご案内
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一般社団法人 日本ライフシフト協会では、ただいまメインで活動しております「月例会」にご参加くださる会員を募集しております。
開催日:毎月第三土曜日の午前中(オンラインで活動中)

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