◆「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」
(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著、池村千秋訳、東洋経済新報社)
当協会を設立する契機となった本であり、当協会がみなさまとご一緒に考えていく課題の数々を提言している本です。「人生100年時代」「3つの無形資産」など、我々が長寿社会の中で充実した人生を送るための考え方とノウハウが詰まっています。
◆「IBMのキャリア開発戦略―変化に即応する人事管理システムの構築」
(メアリー・アン・ボップ他著、同友館)
従業員のキャリア開発先進企業であるIBMのキャリア開発戦略について、基本的な考え方と具体的な施策を赤裸々に開示した本です。著者は、米国IBMコーポレーションのキャリア開発担当者です。企業におけるキャリア開発のあり方を考える際の必読書として、日本の経営者・人事担当者にこそぜひ手元に置いていただきたい本といえましょう。法政大学大学院経営学研究科の川喜多喬教授(当時)と当協会の松下、平林が共監訳しました。
◆「キャリアデザイン支援ハンドブック」
(日本キャリアデザイン学会監修、ナカニシヤ出版)
キャリアデザインの支援に関わる全ての人向けに、基礎知識から技法、先進事例までを解説した本です。65項目におよぶ基本用語集は、日本キャリアデザイン学会員を中心とした当該領域の先鋭が執筆しており、特に必見の価値があります。さらに学生や従業員に対する具体的な支援に向けた背景と課題を洗い出し、そこから抽出された技法に載せた実践の試みと先進事例の紹介からなる豊富な内容です。当協会の平林が、編集委員会副委員長として関与しています。
◆「マイケル・ジャクソン来日秘話 ~テレビ屋の友情が生んだ20世紀最大規模のショービジネス~」(白井荘也著、DU BOOKS)
一人の日本テレビのプロデューサーのキャリアを綴った本です。人気絶頂の1987年、ソロ初のワールドツアーを日本からスタートしたマイケル・ジャクソン。 世界が注目する中、動員数43万人、事業売り上げ30数億円(全14公演)という、20世紀最大規模のショービジネスとなったジャパン・ツアーの歴史的舞台の裏側で活躍した日テレの敏腕プロデューサーの視点から当時の模様を振り返ります。当時のエンターティンメント業界やビッグスターの興味深い素顔を垣間見られるだけでなく、昭和の時代を生き抜いた日本人サラリーマンの働きぶりを追いかけ、当協会で取り上げる「働く」ことの原点を考える出発点となる本といえましょう。当協会の松下が企画・構成・編集に携わり、2017年9月に発売しました。